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画像処理&画像合成について
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【画像処理&画像合成】■画像処理で「後で、何とかなる」という撮影スタイルは、大間違い商品撮影において、端に写った電柱を消せば済むような画像処理はありません。撮影する前に最終仕上がりイメージし、撮影で行うべき事と画像処理でなければ対応できないことを明確にした上で、効率的な段取りを決めて撮影のセットを組みます。 「画像処理を施した後の理想的な最終仕上がり」をイメージし、それに沿って撮影、画像処理を行います。つまり、最高の仕上がりを得るための画像処理を行うために必要な写真素材を撮影していくということになります。 フィルムを使った撮影では、1枚のフィルムに全イメージを定着させる必要があましたが、デジタルでは細かな部分毎に異なるライティングをして複数枚の写真を撮り、画像処理・合成を行って最終的に最高の1枚に仕上げるということができるのです。 Photoshopの機能を熟知して積極的に活用すれば、従来では考えられなかった画像加工も瞬時に行うことができます。 融通の利かない1枚写真に画像処理を施して完成度を高めていくよりも、最初から画像処理を想定して撮影していく方が、完成度も高くスピーディーに仕上がります。 切り抜き加工 切り抜き加工は画像処理の基本と言っても良い作業です。 切り抜きで使用する写真はもちろんですが、写真を合成したい場合も必要になります。また、角版の場合も一部分だけ補正を行いたい場合は、輪郭で丁寧に切り抜いて作業を行います。 当社では、一般的な製品の切り抜きはもちろん、半透明や透明の製品、チェーンなど精密な物、写真の一部のピントがボケていたり、ぶれている画像も自然に切り抜く事ができます。 切り抜き加工に関する詳しい情報はこちらの「切り抜き加工」の項をご覧ください。 汚れや傷、写り込みの除去や修正 撮影商品に傷や汚れがあったり、ボトルのキャップやラベルが傾いていたりすることは良くあります。 ジュエリーや時計などの撮影では、鏡面部分に隣の商品や、カメラを含めた撮影セットが映り込み撮影では消すことができない場合があります。 撮影セットを変えて撮影で目立たないようにできる場合は、別撮りで素材写真の撮影を行います。できない場合は、画像処理で対応します。 色調補正 一般的に写真のデータといえば、JPEGと思われますが、スタジオで撮影したオリジナルデータはRAWデータと呼ばれる柔らかく滑らかで多くの階調を持ったデータです。ライティングで適切なコントラストを持った状態で、100%白も100%黒もない状態(飛ばず、潰れず)を作るのが理想です。JPEGに比べ階調が豊かで加工がしやすいという特性があります。 色調補正を行うには、まずRAW現像で色温度、明るさやコントラストを整え、次にPhotoshop で色調を整え細部のレタッチを行います。 料理や食材は実物その物の色より、記憶色や期待色が重要となります。 撮影時には実物を見ていても、撮影後の画像処理を行う時には実物がないということも多くあります。 こうした場合は撮影直後に簡易的に色合わせを行ったり、DIC カラーチャートで近似色を選び、メモを残すことで、色のズレを抑制しています。 印刷用CMYKデータの作成については、こちらの「CMYK変換」の項をご覧ください。 色変更 カラーバリエーションの制作は、撮影が必要な場合は撮影時にコントラストを変えて2枚の画像を撮影します。 画像処理は最初に色変更を行う部分を正確に切り抜き、マスクを作ってから撮影した2枚の画像を使用して色を変更します。明度が近い場合は比較的容易ですが、明度が異なる場合は一手間かかります。 従来は難しいとされていた白から黒、黒から白といった極端な明度変更も画像処理技術とデジタルカメラの画質が向上したことで、対応できる範囲が広がりました。 影イキ切り抜き グラフィックデザインを行う上で、切り抜き写真をレイアウトするだけでは楽しくありません。 角版で使用するにしても白背景ばかりではイマイチです。 だからと言って、カラー背景で撮影を行うと色被りが起きると同時に、後のデザインに制約が起きるリクスクが生じます。こんな時に影イキ切り抜き写真がお勧めです。 影を生かして切り抜くことで、背景色の変更はもちろん、さまざまな背景素材に合成を行う事ができます。もちろん切り抜き写真として使用することもできます。 別撮り合成 別撮り合成とは、カメラを三脚に固定したままライティングや被写体の一部を変更して撮影し、画像処理で良いとこ取りをして重ね合わせることです。 弊社では多くの撮影でこの手法を用い、一見合成が無いように見える写真でも合成を行なっています。 また、一発で撮影することが困難な場合もよく行われます。 例を上げると、シャンパンや炭酸など泡の出る飲料の撮影です。 グラス一つであれば問題ありませんが、複数のグラスがある場合は、同時にタイミングよく泡を立てることができないため、順番に注いでその都度一番良い状態で撮影を行い、後に画像を重ねて1枚に仕上げます。「なるほど!」っと思われるかも知れませんが、これでは不十分です。 シャンパンの場合、グラスに注ぐと盛大に泡が立ち、液面で泡の一部が飛沫となってグラスの内側に付着し、見た目に美しくありません。この飛沫の始末は、最初に綺麗な空のグラスを撮影することで、合成処理を容易にします。 画像処理を感じさせない高度な仕上がりの秘密 当スタジオはジュエリーや食品の撮影が多く、チェーンの細かい切り抜きや、 映り込みの激しい商品、透明なパッケージなどの画像処理を多数行う中で、高難度の切り抜きを数多く行い、技術を蓄積してきました。 一見画像処理の有無がわからない仕上がりこそが、優れた画像処理と考えていま す。 |
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