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■カラーマネージメント成功へのポイント

■カラーコミュニケーションの必要性
従来は、ポジフィルムと版下を印刷(製版)会社に渡して、印刷の仕上がりに対する責任は、印刷会社がほとんど負っていまいた。Macintoshの出現以降もしばらくは、写真(ポジフィルム)に関しては製版会社でのスキャン処理が行われ、製版印刷の責任で印刷管理が行われていました。
しかし、昨今PCの進歩とデジタルカメラの普及にともない、デザイン・レイアウトの作業段階で実データが使用されはじめました。そうしたなかで、印刷の現場では多くの色トラブルが発生し、その責任がカメラマンにあるのか、デザイナーにあるのか、印刷会社にあるのか、判断することが難しくなっています。こうした問題を解決するには、各工程でのカラーマネージメントに対する理解とコミュニケーションが必要になるのです。


※アヴェニューAでは、デジタルカメラを使用した撮影が大半を占めますが、「撮って終わり」ではなく「写真の刷り上がりにまで責任を持つ」ために、カラーマネージメント環境の整備は不可欠でした。
そうした環境下で画像補正・CMYK分解した撮影画像データを、ハイエンドDDCPとカラーマッチングさせたカラープルーフと一緒に次ぎの工程(デザイナー)に渡すことで、デザイナーは写真の補正作業を行う必要がなく、尚且つクライアントと共に最終刷り上がりと近似した写真の色味が確認でき、さらに印刷会社はカラープルーフの色味をターゲットに刷り上げることが可能なため、印刷における写真の再現性や色味に関する問題は起きなくなりました。





DTPの色トラブル解消の為の4つのポイント
●作業環境の整備
●ハードウェアーとソフトウェアーの正しい設定管理
●各工程でのコミュニケーション
●正確なカラーマッティング(色補正)


[作業環境の整備]

印刷物を制作する上で正しい色判断を行うためには、作業環境が非常に重要になります。窓から自然光が入って、一日を通して部屋の明るさが変化する部屋や、カラフルな壁紙の部屋では、正しい色判断は不可能です。また、モニターを消した状態で画面部分に写り込みが出るような情況も不適切です。
できる限り無彩色な部屋で、照明は色評価用蛍光灯を使用して、モニターに部屋の様子が写り込んだりすることが無く、一日を通して明るさができる限り変わらない事が重要です。


一見、右側の方がおしゃれで素晴らしいクリエイティブを発揮してくれそうですが、正しい色判断を行うことを考えた場合に、適切な環境は左側の地味な作業環境です。

正しい作業環境のポイント
●部屋は出きるだけ無彩色(グレーが理想です)

●照明は色評価用蛍光灯を使用しましょう。

●窓がある場合は、遮光カーテンなどで光が入らないように。

●作業を行うPCの周りにカラフルなモノは置かないようにしましょう。(色順応が起こります)

●PCのデスクトップは必ずグレーにしましょう(真っ白、真っ黒も適切とは言えません。Macintoshあれば、コントロールパネルのアピアランスで「グレースペース」を選択すればOKです。)

●モニターには遮光フードを付けて、部屋の照明などが写り込まないようにしましょう。見栄えを気にしなければ、段ボールにケント紙を貼っただけで十分です。見栄えを気にする場合は市販の物もあります。
(以前使用していたRadiusのモニターには、最初からモニターフードが付属していました。)

●作業をする際には必ず、無彩色の黒っぽい衣服で作業を行いましょう。カラフルな洋服はモニターに映り込み正しい色判断ができなくなります。(以前私が使用していたモニターには、最初から黒い半被の様なモノが付属していました。)

色評価用蛍光灯以外は、コストも掛からず(それほど高い物ではありません)難しい事では無いと思います。正しい色判断を行うには正しい判断環境が必要です。さらにこうした環境の整備は、データを扱う全ての作業者に必要です。最終的に色判断を行うクライアントサイドでも整備できれば理想的です。



[ハードウェアーとソフトウェアーの正しい設定管理]

カラーマネージメントを実施する際に一番コストが掛かり、理解しにくいのがこの部分です。「モニターでは綺麗に見えているのに、プリントすると色が偏ってしまう」この様な状況では安心して印刷入稿することはできません。そんな状況で製版、印刷工程に「写真は綺麗にしてください!」なんて意味不明の注文をつけていませんか?(正しい色と綺麗な色は全然違うモノです)ハードウェアーの色管理をする事で安心して作業を行うことができるようになります。
モニターやプリンターなどのハードウェアーの色再現を正確に行うには、専用のキャリブレーションツールを使用する必要があります。有名な物としては、グレタグマクベスのi1シリーズやモナコのEZ Colorなどの製品があります。(アヴェニューAではグレタグマクベスの製品を使用しています)これらの製品は専用の測色器が付属していて、モニターやプリンターの色を容易に正しく調整することが可能です。


●モニターのキャリブレーション
測色器を使用したモニターのキャリブレーションには二つのタイプがあります。
一つはモニターの出力電圧をコントロールして行うハードウェアーキャリブレーション タイプ(代表的な物はバルコのモニターです)、
そしてもう一つは、モニターから出力された色をソフト的に合わせるソフトウェアーキャリブレーション タイプです。
ハードウェアーキャリブレーションの方が精度は高いのですが、各モニター専用のツールであるため汎用性が低くいのが難点です。
また、モニターの性能や経年変化などによっては、正しく色を表示できない物もありますので、DTPで使用するモニターはできるだけ中級クラス以上の物を使用してください。

モニターの色を合わせるユーティリティーソフト、AdobePhotoshopの「Adobeガンマ」やMac OSに搭載されている「モニター調整アシスタント」は目視による調整のため、安定した色管理を行うことは不可能です。



●プリンターのキャリブレーション
プリンターの色を合わせるには、安定度(繰り返し精度)の高いプリンターを使用する必要があります。何時出しても何枚出しても同じ色調再現の可能なプリンターが必要です。
一般にインキジェットプリンターは繰り返し精度が高く安定しています。レーザープリンターや他のタイプのプリンターでは、繰り返し精度の低い物がありますので、導入時には注意が必要です。
インキジェットプリンターでは、染料系のインキを使用した物と顔料系のインキを使用した物が存在しますが、プルーフ出力を行うには、顔料系のインキを使用したプリンターを使用して下さい。
染料系インキを使用したプリンターから出力されたプリントは、ドライダウン(出力直後と乾燥後で色が変化する現象)が激しく、プリンターの色を正しく管理することが困難です。(適切なiccプロファイルの作成ができません)またプルーフ出力を目的とする場合には、かならずプルーフ専用紙を使用して下さい。一般的なファイン用紙や写真用紙などでは、紙色や質感などが印刷本紙と異なります。

●ソフトウェアーの設定
ハードウェアーのキャリブレーションが済んだら、各ソフトに設定する必要があります。Macintoshの場合にはモニターのキャリブレーションを行った後は自動的にコントロールパネル(OS Xでは「システム環境設定」)の「Color Sync」に設定されます。
プリンターに付いてはRIPの有無などによって異なりますので、各製品の取扱説明書などをご参考にしてください。
従来アプリケーションのCMYKの設定について「各印刷会社から印刷機のプロファイルを受け取る」などと言った考えが広がっていましたが、この様な方法では入稿する印刷会社ごとにデータを作成し直す必要があり、作業の効率化は図れません。こうした問題を解決する策として2001年に雑誌広告基準カラーとジャパンカラーが策定されました。これは、印刷を一定に保つことを前提とした色の標準化の規格です。「印刷機が決められた基準通りの印刷を行うことができれば、とんでもない色で印刷されることは減少するはずである。」と言う考え方で、米国のSWOP等と同じようなものです。
色標準という考え方はオンデアマンド印刷やCTP印刷を考えた際に非常に有効な手段で、今後ますます普及することが予測されます。
2004年現在、Adobe製品をお使いであればアプリケーションの「カラー設定」を下記のように設定することをお薦めします。(仕上がりを保証するものではありません)

CMYKの「Japan color 2001 coated」は下記のサイトからダウンロードできます。
Mac用  http://www.adobe.co.jp/support/downloads/1331.html
Win 用   http://www.adobe.co.jp/support/downloads/1330.html

●品質の確認
測色器を使用してキャリブレーションを行った後には、必ず正しく色が合っているか確認する必要があります。確認の方法には様々ありますが、私のお薦めではハイエンドDDCP(KPGのアプルーバルXP4やコニカミノルタのColor-Decisionなど)との比較です。これらの機器は非常に高精度で安定しており、印刷機の色管理にも使用されていますので色の確認には最適です。
また色を確認する際にはオリジナルチャートなどを作成して使用すると有効です。製版・印刷時に手を入れてもらって仕上がった印刷物と自分が作成した入稿データを比較しても意味がありません。





★★★お役立ちサイト★★★
三菱製紙(カスタムプロファイルの無料配布とソフトの設定方法など丁寧に解説されています。)
http://www.e-mpm.com/inkjet/japanese/index03.html


[各工程でのコミュニケーション]
カラーマネージメント環境の構築で自分自身ではどうにもならないことがあります。社内で撮影からデザイン、印刷まで全て行っている環境では克服しやすいのですが、多くの場合はそれぞれが別の個人または法人である場合が多くそうした場合には、どれほどご自身がカラーマネージメントを実施してもデータを渡した先がカラーマネージメントを行っていなければ正しい色再現を行うことはできません。
カラーマネージメントを実施するには、作業を行う前に各工程で各設定について話し合い、設定を統一する必要があるのです。それは、各工程がカラーマネージメントを理解すると言うことでもあります。

[正確なカラーマッチング]
カラーマネージメント環境を構築すれば、モニター、プリンター、最終印刷の色調は近似しますが、印刷物が綺麗になるわけでは決してありません。正しく色を合わせていないデータは正しくないままに印刷されます。いかに正しい色再現を行うかが仕上がりを決定します。従来この工程は写真分解と言われ製版工程で行われていました。Photoshopでは「イメージ」→「モード」→「CMYK」で容易にできるようになりましたが、さまざまな注意が必要です。

[色調再現]
デジタルカメラや一般的なスキャナーで取り込んだ画像データはRGBデータです。
RGBデータは、再現できる色の範囲がCMYKよりかなり広く、高彩度(ネオンのような鮮やかな色彩)な色彩も再現できます。
それに対してCMYKは、紙の上に4色のインキで階調を表現しているため、鮮やかな色彩の再現は不可能です。
デジタルカメラやスキャナーで取り込んだRGBデータを補正してCMYK変換すると全体的に色褪せた感じになってしまうのは、この再現域の違いが原因です。(CMYKで表現できて、RGBでは表現できない色彩もあります)
適切な印刷結果を得るためには、こうした色再現域の違いを理解するとともに、Photoshopの高いスキルが求められます。また、色調補正を行う場合には、現物を見ながら行わなければ正しく色を合わせることはできません。

[解像度とシャープ]
程良くメリハリの利いた印刷再現を得るためには、適切な解像度の写真データを使用する必要があります。
解像度が不足している場合や、逆に過剰な解像度の場合、良好な印刷結果を得ることはできません。
適切なサイズの画像を作成し、USM(シャープ)をかけてからレイアウトを行う必要があります。
あなたがデザイナーで、撮影したカメラマンに画像補正を依頼する場合には、事前に印刷使用サイズを伝える必要があります。


上記のことを一つ一つ実現していけば、これまでにない制作環境を構築することが可能です。
校正紙を持ってクライアントと協力会社の間を何度も行ったり来たりする必要はなくなり、CTP印刷やオンデマンド印刷も安心して利用できるようになります。
進歩するデジタル環境下では、デジタルに相応しいワークフローを確立することが、ハイクオリティー、ハイスピード、ローコストを実現する要となります。

各項目の詳しい情報については省略いたしましたが、カラーマネージメントのはじめの一歩としてご参考になれば嬉しく存じます。

弊社の取り組みについては「DTPサポート」の中の「CMYKデータ補正とDDCP」の項をご覧ください。


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