建築・インテリアの出張撮影

建築物の撮影は私にとって楽しい撮影の一つです。今時はスマートフォンでカメラを起動すれば容易に撮影できますが、それは記録写真として使うことはできても広告で使用する写真としては不適格です。

建築物の写真で注意しているのは、写真の中に写り込む一つ一つのディティールと空間全体の雰囲気で、これは撮影する時間に寄って大きく変わります。

建築家や照明デザイナー、インテリアコーディネータなど多数の人が考えて選んだ物を見逃すことなく写し撮ることで、質の高い写真が仕上がります。そうして撮影した写真が、見る者を空間の持つストーリーへ引き寄せることができると考えています。

細部までディティールを表現するために、照明ごとに露出を変えて撮影し、後処理で各照明の色調を整えて合成を行います。
この多重露光の撮影方法はフィルムで撮影時代からある伝統的な手法です。フィルム時代は１枚のフィルムに何度も露光を行いましたが、デジタル撮影では、別々に撮影し後工程で一枚に仕上げます。

合成済み完成写真下の6枚の写真を合成することでイメージを完成させています。

撮影1	撮影2	撮影3

撮影4	撮影5	撮影6
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